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Japanese March for Life will be;

Dialog for Life

Reconciliation for Life

Association for Life

2014年7⽉13⽇、「⼩さないのちを守る会」の辻岡健象先⽣のご協⼒のもと、

33名の参加者とともに、⽇本のマーチフォーライフは最初の⼀歩を踏み出しました。

世界各地で⾏われているMarch for Life(いのちの⾏進)。

その多くが、産まれる前のいのちを守る「法」と「道徳」を求めるデモ⾏進です。

⼀⽅、⽇本のマーチフォーライフは、「対話」と「和解」と「共⽣」を求める歩みです。

主張より対話を。勝利より和解を。⾃⽴より共⽣を。

「⼩さないのちの問題」を現実的な解決に向かわせるために、

⼤切にしたいと思うアプローチです。

「⼩さないのちの問題」とは、これまでは端的に「妊娠中絶」の問題でした。しかし、⽣殖補助技術の発展にともない、より⼤きな問題となったのが、より⼩さないのちである「胚」の扱いです。受精の瞬間から⼀⼈の⼈間が誕⽣する。だから胎児はわれわれと同じ⼈間であると主張するなら、⼀つの胚も⼀⼈の⼈間であると⾔わなくてはなりません。そうすると、持続可能な開発⽬標も視野を広げなくてはならないでしょう。胎児はもちろん、胚の段階から「誰⼀⼈取り残さない」ように。

⼀⽅で、着床が⼈間の始まりであるから着床前の胚はまだ⼈間ではないと主張するひともいます。妊娠中絶は個⼈の問題であるから社会が⼲渉すべきではないと主張するひともいます。世界には中絶にアクセスできる権利の拡張のために⼀⽣懸命なひとたちもたくさんいます。⼩さないのちの問題をめぐってさまざまな異なる考え⽅がせめぎあうのが今⽇の世界です。

いのちを尊重する⽴場(pro-life)か、権利を尊重する⽴場(pro-choice)か。その⼆つの⽴場が対⽴し、社会に⼤きな分断をうみだします。政治的な主張における前者の勝利がそのまま中絶の抑制につながるとは限らず、むしろ後者の勝利によって実際の中絶数が減少する可能性を無視することはできません。相⼿の⽴場を思いやれない分断が平和をもたらすことはありません。⼩さないのちの問題は、⽩⿊はっきり決着がつけられるほど簡単に解決できるものではありません。

世界を⼆分するこの分断を乗り越えることはできないでしょうか。⼩さないのちを誰⼀⼈取り残さないように、対話と和解と共⽣の道に向かうことはできないでしょうか。⽇本のマーチが、新しい⼀歩となれることを願いましょう。どんなに⽴場は違っても、⼩さないのちの問題など本⼼からどうでもいいと思っているひとなんていない、という性善説を信じつつ。

マーチフォーライフ実行委員会

代表 池田正昭

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